有名人には要注意 どの専門家が信用できるか?

専門家といえば、有名人、著名人を思い浮かべますね。しかし、彼らがなぜ有名なのかを考えなければなりません。

 有名になる=テレビやマスメディアに出る。テレビやマスメディアはタダで情報を流してくれますね。

 なぜ、タダなのでしょうか?時には非常に有益な情報もありますね。NHKは、受信料を取っていますが、NHKさえ、本当に正直者かどうかは分かりません。

 一般的には、マスメディアは、企業の広告料で成り立っています。新聞も、新聞代を払いますが、より大きな顧客は、広告を出す企業です。雑誌も見てください。記事よりも広告の頁が多いのにうんざりしませんか?

 マスメディアの情報は、こうして企業の広告費で作られています。それが、その情報にどういう影響があるか。
様々な調査や研究をすると、ある事柄について、いろいろなことが分かってきます。記事を作るには取材をしますね。その取材でいろんな事が分かるのです。そして、それは、場合によっては、ある企業の商品について都合が悪い内容だったりします。

 そして、メディアは、その責任上、企業に、こういう記事が出るが、企業としてそれでよいかどうか、聞くわけです。場合によっては、名誉毀損や、社会的影 響が大きいと、損害賠償問題にもなり得ますから。そして、多くの企業は、それはまずいというでしょう。そして、それを出さない代わりに、広告料を払うので す。

 逆のケースもあります。企業がはじめからお金を払って番組を都合よく作らせる場合です。これについては、テレビやマスメディアの作られ方についての研究 を見てみる必要がありますね。しかし、私が生きて来たなかで、これまで必要だと思っていた情報は全くマスメディアには流れてきませんでした。その理由を探 していたのですが、だいたいこういうことか、と思うようになりました。

 最初に戻りますが、有名人は、そういうメディアに露出します。その人が、もしかしたら企業に都合が悪い事実があれば、本当のことを言うと思いますか?有名人はいろいろな番組に出ます。ですので、いろいろな広告主の利害を一手に引き受けていると考えて良いでしょう。

 また、メディアに露出すると、本が莫大な数売れることになります。講演会などをしても、講演料が莫大です。通常の本なら、印税といって、10%が著者に 渡されるのです。一冊1200円としたら、印税は120円です。ベストセラーになると、何万冊ですから、2万冊としたら、それだけで240万円です。しか し、著名人の場合、自分で書かず、数人のゴーストライターが書くことが多いようです。でなければ、それほどたくさんの本を書く暇も、書く能力もないでしょ う。ですから、本人の取り分は、実際は少ないでしょう。

 また、講演料は、通常、専門家(大学教授)でも2~5万円です。これが、有名人だと、数十万から数百万円です。そのお金が、全て著名人にいくとは考えら れません。なぜなら、マネージャーやプロダクション、所属事務所がつくからです。こうして、そういう所が、大きな利益を手にしていることだと思います。な ぜなら、その本人は、それほどの能力もない人も多いのですから。多くは、芸能人のようにプロモーションによって、名前を広めて価値をつり上げているだけで す。

ですから、有名人や著名人である、専門家には、ご注意ください。このような利害関係の中で、彼らの仕事は動いているのです。