日本の国立大学理系の実態

某地方国立大学で働く外国人の知人、聞けば聞くほど驚く話。まず、上司の教授、研究もせず、部下の業績に名前をつけるだけ。アイデアもない、人任せ、英語 のできる外国人を安く雇い、安い給料で、重い負担をさせ、無名のままこき使う。10時~2時まで勤務、昼休みがあるので、実質、3時間の手当だけ払い、6 時まで無給で残業強制させるそうだ。

そのほかその人の友人の他のアジアから来ている留学生、あるいは、ポスドクなど、みな、業績を横取り、名前を無断で書き換えられたり、一緒にやってもいな いのに主任研究員に名前をつけられたり。業績の横領。日本の学術界には、知的財産権という概念は通用しないようだ。中国を、模倣文化、と揶揄するが、人の ことを笑えるのか。恥ずかしく思うべき。

これが日本の理系の実態。おそらく、日本の理系の業績には、アジアからの留学生の業績が大きく貢献している可能性がある。日本人より、アジアの留学生の方がよほどよく考えているし英語も堪能だ。日本人の成功はアジアの留学生の犠牲の下に成り立っている可能性もある。

それにしても、 あまりにも酷すぎる。特に政治力を持つ教授が能なしで、金だけを使って力を持っている状況だそうだ。おそらく、それが官僚の繋がりのある教授である可能性 が高い。さらに、就職で、公募に応募した方が良いといわれ、応募してみたそうだが、10歳も若く、業績もほとんどない日本人が採用されたと。

その時は、侮辱すら感じたそうだ。能力でなく、日本人と言うだけで、おそらく自分に都合がよく使えるというだけで、採用が決定される現実。理系でも、英語 すらできず、英語のできるアジア留学生がタダでこき使われている。これが国立大学の理系の実態だ。勿論、良い教授もいるが、忙しく真面目だから仕事が多 い、が、力はない。理系には英語教育は必要だし、学部から英語で授業できる教授陣は必須。でなければ、国際的競争力なし。能力がある研究者なら、公平に、 業績で採用可否を判定すべきだろう。

能力がなく、自信がないから、能力ある者を採用できないだけではないか。能力なき者が教授をしている場合が多いので。いくら地方の弱小大学でも呆れてものが言えない。